鎌倉で食べる
| 2022-06-16

景時ティー :バタフライピーと湯河原産レモンシロップ、レモンの甘煮つき

POINT色が変わるお茶と立場を変えて活躍した景時

バタフライピーという豆の花を煎じた青いハーブティーに、レモンシロップを加えると色が変化します。レモンは、景時が頼朝と実時を見逃した山中に近い湯河原産のものです。シロップ煮にしたレモンの輪切りとともにお召し上がり頂いております。

 

梶原景時は、鎌倉権五郎景正を祖とする、鎌倉地元の武将。大庭氏とは同族。頼朝が伊豆で挙兵した際、敵の大庭景親の軍中にありました。

石橋山で頼朝が惨敗。山中で土肥実平とともに木の中に隠れる頼朝を目撃しましたが、ここにはいない、と大庭景親の手を取って別の場所に連れていったと伝えられます。

後に景時は、土肥実平を通して頼朝と面会します。そして、侍所所司(別当に次ぐ準長官)に任命されます。

京都側の立場からこの時代を描いた慈円は著作「愚管抄」の中で、「鎌倉の本体の武士」(鎌倉の実力派)と彼を評しています。

 

景時は実務に優れ、頼朝の鎌倉体制を支えました。幕府創成期において、鎌倉幕府の統治能力は、景時のような仕事のできる人に負うところが大きかったのではないしょうか。

元々敵陣にあった人物を重要ポストに抜擢した頼朝も優れていたし、頼朝のスタートアップの身を投じ、活躍の場を得た景時も洞察力に富んでいたのではないでしょうか。

 

レモンシロップを加えると色が変わるこのお茶、敵から鎌倉体制を支える人へと立場を変えた景時になぞらえて、当社では景時ティーという名称にてご提供しております。

 

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