旅レポート
| 2022-08-06

鎌倉さんぽ(覚園寺ー建長寺ー鎌倉国宝館「北条氏展」)

古都鎌倉を散歩で巡る「鎌倉さんぽ produced by 時間旅行社」。

第一弾の今日は、覚園寺から”鎌倉アルプス”を歩く天園ハイキングコースでハイキングを楽しみながら建長寺へ向かい、最後は鎌倉国宝館にて開催されている「特別展 北条氏展VOL.3-1北条義時とその時代=義時と頼朝・頼家ー」を巡る魅力溢れるコースに行ってきました。

静かで緑深い覚園寺で鎌倉時代にタイムスリップ

鎌倉時代にタイムスリップした様な風情を湛える古寺「別天地・覚園寺」

茅葺きの本堂薬師堂や鎌倉を代表する名仏の一つでもある本尊の薬師如来像、本尊を囲む十二神将などを堪能する体験をこちらでは得ることできます。

 

 

 

まずは愛染堂にて中央に鎮座されている愛染明王さんにご挨拶から。

愛染明王は「幸せになるためにおそれや不安を打ち消し、ひたすら前にすすむ力」「情熱」を掌り、人の「縁(えにし)」を取り持つと言われている愛の神様だそうです。

そのお姿はというと、全身赤色でお顔は怒っておられるので、少し怖い印象なのですが・・・力強さを感じる愛あるパワフルな神様!

恋愛から家庭問題、仕事や人間関係、金銭問題においても愛染明王は強い力で問題を解決してくれるそうで、中でも人間関係の修復・改善は一番の得意分野だそうですよ。

 

 

いやぁ本当に、人間関係の問題が解決すればこの世の中のほとんどの問題が解決するのではないでしょうかね。。。

ここは是非!愛染明王さんのお力をお借りして力強く人生を歩んでいきたいものです!

 

 

愛染堂の隣には拝観受付があります。ここで御朱印をいただけるので戻ってくるまでにお願いしておきましょう。

 

 

ここから先はお祈りをする空間として庭木も含めて写真も動画撮影も写生も禁止です。

 

 

最近はスマホが普及して私たちは目の前にある「いま」を大切にできていないことが多いのではないでしょうか?カメラやスマホを通してではなく、自分の目と心で見る。そんな大切なことを覚園寺さんでは感じさせてもらいました。

だからこそなのか、そこには静かで緑深い境内が広がりまるで鎌倉時代にタイムスリップしたような静謐な空間が広がっています。

鎌倉を代表する名像「薬師三尊」

茅葺き屋根が美しい建物が本堂 薬師堂です。入り口にいらっしゃるガイドさんから説明を受けながら鎌倉を代表する名仏の一つで本尊の薬師如来や本尊を囲む十二神将などを堪能する体験を得ることができます。

薄暗い本堂に卒然と浮かび上がる荘厳なお姿の薬師如来。脇侍を固める日光・月光菩薩坐像。その三尊を囲むように、等身大の12神将像がずらりと立ち並ぶ空間はなんとも言えない息を呑むようなそれは日常とは隔絶した幻想的な空間が広がっていました。

戌神将(伐折羅大将)の逸話

三尊像を守るべく安置された十二神将。このうちの戌神将には「吾妻鏡」に次の様な逸話が記されているとガイドさんよりお聞きしました。

将軍家が拝賀のため鶴岡八幡具に参詣された時、北条義時も同行しました。義時が夜になって帰宅し微睡んでいると、夢の中に薬師如来に従う一二神将のうちの戌神将が現れて、今年の拝賀は無事であったけれど、来年の参詣には参加してはならないと告げたのだそうです。義時は夢から覚めて奇異に感じ、夢の意図を図り兼ねたそうですが、義時は若い頃から十二神将への祈祷を続けていたので、夢のお告げを信じないわけには行かず、日柄を選ぶこともせずに、寺を建立せよと命じこの薬師堂が建立されることになりました。

そして建立された翌年の1月27日、鶴岡八幡宮で拝賀の式が行われました。

夢のお告げに従うなら、義時は参列すべきではありませんでしたが、御剣の役で参列したのです。一行が八幡宮の門を入った時に義時には将軍のそばに白い犬がいるのが見えました。実朝が八幡宮の楼門に入られた時、義時は急に具合が悪くなり、御剣役を源仲章に譲って退去し、神宮寺で体調を整えてから小町の家に帰宅したそうです。そして夜になって神事が終わり、実朝が退出されたところを鶴岡八幡宮別当で阿闍梨公暁が実朝を殺害。また義時の代わりに御剣役で参列した源仲章もその場で公暁に斬られてしまったのです。

そして、なんとその参拝の日の夜、戌神将の像が見当たらなかったと言われているのです

。そこから戌神将が白い犬に姿を変えて、義時に暗殺の危機を告げたのだと言われているのだそうです。

 

ガイドさんからそんな逸話をお聞きして、戌神将を拝むとなんだか時空を越えていく様な不思議な感覚になりました。まさに「中世へ時間旅行」を体験できる覚園寺。

春夏秋冬どの季節も自然の森が一体となった境内はどの季節に訪れるかでまた違った顔を感じることができるのではないでしょうか?

また秋や春にも訪れてみたいです。

 

それでは覚園寺さんを後にして、天園ハイキングコースで建長寺へ。

 

 

覚園寺の手前250メートルほどの所には、鎌倉北部のハイキングコース(鎌倉アルプス)天園ハイキングコースの登山口があります。

そこから建長寺に向けてお散歩してきました。

自然を感じる天園ハイキングコース

日頃運動を全くしていない私にとっては少し険しい山道でしたが、覚園寺から建長寺までは約40分くらいのハイキングを楽しむことができました。

学生時代の遠足を思い出しながら、一歩ずつ足を進めてきます。

鳥のさえずり、木々の間から漏れる光。

 

 

自然の中を歩くと日頃の悩みを吹き飛んでいきますね!

 

 

道は時折、人生に例えられることが多いですがこんな険しい道も登ればこの景色です!

 

 

 

途中古い道しるべの石がたっていたのですが、こういうのを見ると昔の人も通っていたのかな?と浪漫が広がりますね。さて建長寺まで約0.3キロまできました!!

 

 

この階段を降りれば

 

 

建長寺半僧坊口に到着!!!!

 

 

絶景パワースポット!天狗が鎮座する建長寺の半僧坊

半僧坊からの景色は最高です!なんと言っても天狗さんの目線で景色が眺められますよ!

宋風の伽羅配置が特徴的な建長寺の全景、遠くには相模湾。

ハイキングの疲れが取れるこの絶景!!!!気分も爽快です!

 

 

なんで天狗さんがいるの?

 

 

明治の半ば、当時の建長寺の住職がお告げの夢を見たそうです。

その夢とは「私を関東のいずれか清浄な処に招いてくださるなら、その処いよいよ栄え、ありがたいことが絶える事がない」と老人に告げられるものでした。

その老人の姿が半僧坊(半僧半俗姿の大権現)だったため、建長寺の鎮守にふさわしいと思い、明治23年に住職自ら静岡県の奥山方広寺から半僧坊を勧請。住職はお告げの通りに、建長寺で最も景色の良い場所に半僧坊を鎮守(その土地や寺などを守る神)として安置したそうです。その勧請された半僧坊大権現の姿が天狗だったことから、建長寺の半僧坊にも天狗の神様がいるようになった様ですよ。

 

 

 

御朱印はこんな感じ!こちらの受付でいただけます。

 

鎌倉を代表する禅寺「建長寺」

鎌倉の観光スポットで外せないのが鎌倉五山第一位、臨済宗建長寺派の大本山の巨刹!「建長寺」。日本初の本格的禅寺として鎌倉を代表するお寺の一つで見所もいっぱいでした。

 

 

1253年(建長5年)、時の執権北条時頼が宋より蘭溪道隆を招いて我が国の本格的な禅宗専門の道場として創建された建長寺。山門、仏殿、法堂が一直線に並び、禅宗特有の伽羅様式を今でも残していてとても美しいです。

 

■三門(重要文化財)

 

心が清浄になる三解脱門は高さ約30メートルの巨大な三門は圧巻です!また複雑に木を組み合わせた建築の細部も見事!

楼上には、釈迦如来・五百羅漢・十六羅漢が安置されその下を通ると心が清浄になると言われているのでゆっくりと通りましょう。

 

■梵鐘(国宝)

 

三門に向かって右側にある茅葺の鐘楼に面された高さ約2メートルの巨大な鐘は建長寺創建当時から残る貴重な鐘だそうです。

円覚寺・常楽寺と並ぶ鎌倉三名鐘。

 

■仏殿(重要文化財)

 

本尊地蔵菩薩坐像を安置するお堂。

 

 

坐高が約2.4メートルで台座を含めると5メートルにもなる大きさの地蔵菩薩坐像は迫力いっぱいです。心が落ち着く巨仏は都会でのストレスを感じて生活している方にオススメ!仏像に触れることで、気持ちを新たに頑張れる気がします!

 

■法堂(重要文化財)

 

住職が仏に変わって須弥壇上で説法するためのお堂だそうです。

こちらは千手観音像、釈迦苦行像、天井の雲龍など見どころがいっぱいです。

建長寺といえばこの日本画家小泉淳作画伯が天井に描いた水墨の雲龍図ですよね!

約80畳にも及ぶ雲龍図を私も初めて拝見しましたが、大迫力ですごくかっこよかったです。

 

 

■方丈・庭園・唐門(重要文化財)

 

 

 

方丈の正門である唐門は写真の通りすごく煌びやかな門です。

その脇から方丈(龍王殿)に入っていくことができます。

 

 

 

 

こちらを抜けた裏には

 

 

静かに蘭溪道隆が作庭したお庭をしばしゆっくり椅子に腰をかけて眺めることができます。美しい!!!

鎌倉国宝館「北条氏展」へ

建長寺からバスに乗って鶴岡八幡宮に移動します。

 

 

 

八幡宮さんの敷地内にあるのが鎌倉国宝館。

 

 

今回は「特別展 北条氏展VOL.3-1北条義時とその時代=義時と頼朝・頼家ー」

 

 

こちらでは彫刻展示はガラスケースを用いない露出展示なので、仏像の生の迫力を味わうことができます。今回は武家政権確立に至るが軌道の道のりを歴史資料などから辿ることができました。常設展示の鎌倉の仏像も素晴らしかったです。

 

 

古都鎌倉を散歩で巡る「鎌倉さんぽ produced by 時間旅行社」第一弾ツアーレポート

「覚園寺~建長寺~鎌倉国宝館「北条氏展」」はいかがでしたでしょうか?

中世の時代へタイムスリップするお散歩!ぜひ皆さんのご参加お待ちしております。

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